コラム記事

ごあいさつ
こんにちは、生活コラムニストももせいづみです。
1999年にはじめての本を出してから、いままで新聞や雑誌、放送や講演などを通してたくさんのお仕事をさせていただきました。ひとえに、声をかけてくださったお仕事先や、その記事や本を読んで支えてくださった読者のみなさまのおかげです。本当にありがとうございます。
育児休業制度が日本ではじめて導入されたのは1992年です。その1年後、その時働いていた会社の部所ではじめて育児休暇を取得しました。右も左も分からない中、復職や育児の不安で押しつぶされそうになっていたとき、当時まだ黎明期だったネットで「だいじょうぶ、みんな不安だよ」「うまくいかないのは、あなただけじゃないからね」と、優し肩を押してくれる女性たちの存在に、どれだけ助けられたかわかりません。
ちょっとした一言や、小さな暮らしのアイデアで、暮らしが、人生がふわっと救われるときがある。私がこの仕事をはじめ、そしていまも「暮らし」や「生き方」について書き続けたいと思うのは、少しでもその時の恩返しがしたいと思うからなのかもしれません。
時は流れ、子どもは成人して仕事につき、親は老いて、私も大きな病を経験しました。その間に、離婚や仕事の変化もありました。そうして暮らしのスタイルがかわっても、変わらず「自分らしく生きるには」「不満をためこまず、毎日を楽しく生きるには」どうしたらいいのだろうと考えることは、日々の大きな課題でもあります。
地球や宇宙の時間に比べれば、私たちが生きる時間はほんの一瞬のことのように思います。でも、その一瞬をおもしろがって、豊かに過ごしたいなと改めて思うこのごろです。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
ももせいづみ
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